今日は大きなイベントが二つ。忙しい日だった。
午前中はフランス・サルコジ内閣のヴァレリー・ペクレス大臣の講演が東大であったのでそれを聴きに。
夜は「GTD:Getting Things Done」の発案者でカルト的人気を誇るDavid Allen氏の来日イベントに。
ヴァレリー・ペクレス高等教育・研究大臣
まず、“たどたどしい”が、豊富な語彙の日本語でもって話をされた。
日本は私にとって、とても大切な国です。学生の頃、数ヶ月日本に滞在する機会を得、言語・文化を学びました。日本を、私は選びましたが、その選択を後悔したことは一度もありません。日本語は私にとって、最も美しく、そして、最も難しい言語の一つです。
今回の日本への訪問で、以前の素晴らしい数週間の記憶が思い出されます。その時と比べ、多くのものが変わりましたが、それらの変化は日本の大いなる精神に接続されているように感じました。自らを決して失わず、変化をする力は、日本の最も素晴らしい能力に思われます。変化の先頭に立ち、自らを変革し続ける限り、変化によって自らを失うことはありません。
こちらの心に、こちらの懐に、入ってくる。
#日本人は、日本語を頑張って話そうとする外国人が大好きだし(笑)
このような事を、日本語でおっしゃったあと、フランス語で話を。
日本とフランスの150年のつきあい。その中での創発・交流。
そして、お互いの尊敬と友情の話をされ
その友情のおかげで、私はここに立っているのです。
次は、みなさんに、フランスを知っていただきたい。
と、フランスの紹介を、フランスの熱意を伝える。
そして講演はいよいよ佳境に。高等教育・研究大臣として
大学は、これまでは自国の若者の夢の達成だけを考えていればよかった。
だが、これからは、多くの国の学生を受け入れ、そして、多くの国に送り出さねばならない。
社会に役立つ、人々の幸せに資する、人類の進歩に貢献する、すべての人類にとって役に立つ大学でなくてはならない!
(中略)
日本とフランスは、歴史を共有しています。次は、才能を共有したい。
フランスは、既に日本を見ています。ポール・クローデルが創始した給費留学生制度があります。さくらプロジェクトというものもあります。才能・能力を発揮できる滞在許可、つまり、学ぶだけでなく、その後就職できるような滞在許可を出しています。そして、フランス語が得意でない学生のために、英語での授業も取り入れています。
ここで、いまいちど日本語に戻り
これは、フランスからの友情の招待状です。友情の橋渡しです。
友好のためには、3つのものが必要だと思います。それは「若さ」「知識」「尊敬」の3つです。
日本とフランスが共通の未来を創れるように。人類の未来のために。
政治家はやはり、夢を語るべきなんだな、と思った。
政治家は、いや、「先生」と呼ばれるものは須らく夢を語るべきだ。
# 終わった後、大臣に名刺渡してきたwけど、久しぶりに緊張したなーーー。
# というか、若者向けに話してるポイのに、大臣囲んでるの、権威が顔に浮き出てる年配の人ばっかりだったんですけどー。空気読め。