レタックス、不時着。どかーん。

 えーと、合格者にはレタックスは昨日中につくものなので御座います。 ところが・・・、入学金の振込みをしようと(振り込み期間は3日間しかない!)母に合格者整理番号を、今日問い合わせますと「ついてない」と言うわけですよ。

 まあ、ちょっと軽く焦りますよね。前の寮では最寄の郵便局にちゃんと転居届け出していますし。 で、本郷の目と鼻の先のホテルに泊まっていたので、直截東大に赴くわけですよ。 入試課の電話番号を入手して、入試課に電話かけたわけですよ。すると、まず寮の方に電話してくれとのこと。 電話してみると、寮は改装中で、郵便物などが入ってなくならないように、現在郵便物うけを封鎖しているとか。

 で、先ほどの寮の人との会話の顛末を入試課の人に「あ、先ほどレタックス未着の件でお電話差し上げた遼遠ですが…」などと挨拶交じりに話すと、住所や電話番号などを聞かれて、個人情報なんて気にしてる場合じゃなかったので教えるわけですよ。

 しばらく、東大本郷の本部(という名前の建物がある)の寒い待合室でコーヒー片手に待っていると、入試課の人から電話がありまして、「いま、郵送中だそうです。だから明日か明後日には着くんじゃないかな」・・・えーと、振込み期限は、25日。【明日】です。明後日に着いたら間に合わないじゃないですか。「…それだと振込み期限を過ぎてしまうように思われるのですが、合格者整理番号だけ教えて頂けませんか?」「あー、整理番号ねえ。ちょっと待ってね。」で、少ししたら「今日中に届くそうです」「そうですか、ありがとうございました。」と言って電話を切る。

 じゃあ、15時までに着いたら銀行で今日中に振込みができるな、と思って、丸の内線で大手町へ。大手町と言えば、銀行本社ビルの集まる街。 昼の3時で眠る街。 大手町の改札を出るか出ないかのうちに、ケータイに着信。「本郷中央郵便局局長の●●と申しますが…。」と、局長さん直々にお電話。ちょっと怖かった(笑) 丁寧にレタックスの遅れについて謝罪していただき、実家の方には「神戸市中央郵便局の職員が直々に出向いて14時34分に投函致しました。」との事。

 急いで母に合格者整理番号を報せてくれるようメールを送って三井住友銀行に。15時10分前、振込み用紙を持って銀行へ。 合格者整理番号を用紙に書き付けて、振込み完了。中々貴重な経験をする事のできた一日でありました。ちょっとだけ、焦りました(笑)。 なかなか、淡々と生きることは難しいものです。 淡々と生ききることさえできれば辛い事など何もなくなるだろうに。 もっとも、感動すら雲散霧消してしまうのかもしれないけれども。

 話は変わりますが、「閉店間際の銀行」というのを何度か経験すると、時間を守る事の大切さが身にしみるような気がします。 銀行員が「3時になりましたー!閉店時間でーす!」と言って、その瞬間ガラガラと音を立ててしまるシャッター(これは大手町にあるUFJ銀行での経験)。出入り口にふんぞり返る警備員。 出るのは構わないが入ることは最早できないのだ。3時は過ぎてしまったのだ。