専門科目の一つ、設計コンピューティングの課題で、「ケータイ電話を(自分で好きなようにデザインして)作れ」という課題が出た。

 三次元CADだからPC上だけで処理してしまえばいいといえばいいのだが、やっぱりそれでは感じが掴めない、と思い、紙の上で色々と試行錯誤した後、粘土を買ってきて作ってみた。

 紙の上の段階では、腕時計型ケータイでんわ!(電話する時腕を上げっぱなしになって疲れますね。)とか、色々と考えたのだが、結局丸型ケータイをつくろうかな、という所に落ち着く。

 そうこうして、モノの概形を実際に作ってみると、やはり大したもので、こういう奇抜なものだと特に、何が使いにくいとか、どうすれば使いやすいとか分かってくる。

 このサイズでは電話する時に不便だからその対策が必要だろう、とか、左端のボタンは二列あるが、上段はより出っ張っていた方が、そして下段はより出っ張って居ない方が使用しやすいだろう、とか。

 粘土なんて触るのはかなり久しぶりだけれど、意外と楽しいし、机上論とモノが実際にある差をまざまざと見せ付けてくれて嬉しい。