新しい勉強法をみつけた/161200

何かを理解するためには、全体像の把握。
あるいは、これで全体にしよう、というゴール(目標・境界)が定まっている事が、大切だと僕は思っています。

そこで、院試対策に、
15冊くらいの参考書を何度か斜め読みする(一冊10〜30分くらいで斜め読み)、ということをやっていて、
それぞれ3回くらいは目を通しました
(併行してきちんと読んで書いて解いて、というのをやっているのは勿論です)。

こうすることで、全体像が始め、おぼろげに。そして徐々にはっきりと掴めてくる上に、

僕らの「分からない!」は、【単に慣れてない】だけであることが非常に多いのですが、パラパラ斜め読みである程度【慣れる】事ができます。

 つまり、慣れる為の第一歩は、その言葉があること、その記号があること、その表現があることを知る事なのですが、斜め読みを繰り返す事で、学ぶべき事柄を知り、その名前に対して、脳の中で「馴染み」ができます。

そうすると
「ロンスキアン」
ジョルダン標準形」
「二階線形斉次微分方程式
なんてワードや、変な記号が出てきても
「ああ、見たことあるある!!!」と、怯えずにすみます。

で、今日、ふとその斜め読みを

後ろのページからやってみました。

そうすると、なんかとっても斜め読みがしやすい!
今までの斜め読みじゃ目に入ってこなかった情報が入ってくるよ!

こんな感じでした。
あまりにしやすいので、何でかと考えてみたら、

「新情報が出てくる→知らないけど、戻れば説明書いてあるんでしょ」
という考え方ができる事。

今までの前からの斜め読みだと、
【知らない記号出てくる→よく分からないけど、とにかく斜め読み】
だったのが

後ろから前に読むやり方だと
【知らない記号が幾つか出てくる→しかもページめくっていると一杯出てくる→知らないのはやばいな→そして、パラパラ戻っていくと、その定義や意味を解説している箇所にぶちあたる。→読む。理解。理解できなければ、理解できない部分の説明を前に求めてさらにパラパラ戻る。】

こんな事ができてるからじゃないかと思いました!

さらに言えば、
参考書の作者は、僕らを物理や数学の山の頂につれていこうとしてくれているのですが、
山の頂上から、景色を見ながら降りていく、という比喩で、このやりかたが上手く働く事を表現できるかもしれません。