情報夢想 - 146491

たとえば、一冊の本を書いているとする。
その本が、一気呵成書き上げられたものであればよいが、
ゆっくりとゆっくりと書きすすめつつあるものだとしよう。

執筆をしながら、筆の速度より速く、
筆者の頭の中で考えが、あるいは学習が進む。

著者は思う。
新しい気づきや、進んだ思考を元に、前の部分を書き直さなきゃ!

でも、今すぐは無理だから、とりあえず今の思考を元に、
今日のページを書きすすめよう!

もし、この本が完成したならば、読者はその一貫性の無さに戸惑い、何が言いたいのだろう、と思うだろう。
もう少し成熟した読者ならば、その成長の跡を微笑ましく眺めるのだろうか。



自分の頭の中は、このような本と筆者に似ている。
いろんなことを学び、いろいろな気付きを経て
しかし、それらが全体として、総体として、
きれいに整理されていないのだ。

新しい何かが入ったときに、それをうまく「全体」と調和させることが
できるようなシステムはどうやったら作れるんだろう?
そもそも、「新しい何か」とはいったい何で、
「全体」とはなんのことを指すんだろう?

インプットを一時止めて、リアルに山(ヘヤ)に篭もろうかなw