株式会社イキゴトを設立しました/273097

前回の記事「答えるに値する問いをつくる」
http://d.hatena.ne.jp/starbow/20100304
から、はや数カ月。

当初作ろうと思っていたサービスは、2つの「問い」へと集約され、
紆余曲折を経たのち、気がついたら会社になっていたのでした。

株式会社イキゴト といいます。

  • Present Thinking Companyでありたい

どんな、会社でありたいのか。
それは「プレゼント・シンキング」という考えかたに集約されます。

それは、贈りものをおくるように、社会に事業を届けたい、ということです。
たいせつな人に贈りものを贈るとき、わたしたちは、どんな風に考えるのでしょうか?

    • とらえる

たいせつな人への贈りものであれば、ただ記念日だから、とか、ただ貰ったからお返しに、とか、そういう贈りかたは、しないはずです。

贈りたい、と思うから贈る。
まずは、自分自身の感情を正しくとらえることが大切だと思います。

    • つくる

次に、何を贈るのか。それは、自分の贈りたいものを贈るのではなく、
相手の喜ぶものを、贈りたいと思うはずです。

だから、贈り先への臨場感が、大切だと思っています。
臨場感とは、「自分ごととしてとらえる」ということです。

「社会をなんとかしたい!」それもいいでしょう。
ですが、その「社会」って誰なんだろう。という「誰」に
臨場感が持てないとしたら、独りよがりな社会変革になってしまうと思います。

だから、自分がとらえられる範囲で、まずは「一人のために、つくる」ところから、私たちははじめたい。

    • さしだす

そうして、たいせつな人への、贈りものができたとしましょう。
その贈りもので、喜ぶのは、一人ではないかもしれません。

もっと多くの人の幸福を創り出せると思ったなら、
もっと多くの人の前に、さしだしてみます。

それを通じて、心と心がつながる事業をやっていきたい。

  • 事業によって心と心をつなぐ

全てのものは、心から出て、モノや、サービスや、情報や、コミュニケーションを介して、また心へと入っていくのではないでしょうか。

つまり例えば、
車をつくっている人は、車という物体を届けているだけではありません。
「こんな車を運転したら楽しいよね」というアイデアを、車という形をとって届けています。

わたしたちは、
「心から、事業を介して、そしてまた心へ」を、意図的にデザインしていきたいと思っています。

具体的な事業領域としては

まずは、社会的貢献(ソーシャル)とソーシャルメディア、
二つの「ソーシャル」の交叉する場所で、人々の想いと想いをつなぐ
仕事をしていこうと思っています。


・何か「良いこと」をしたいという個人と社会的企業NPO・組織団体等を
つなぐウェブ上でのコミュニティをつくるためのサービスをつくること

社会的企業NPO・組織団体等の試みを、ソーシャルメディアの活用支援を通じて、個々人とつながりを創ること

この2つのアプローチをベースに動いています。


どちらにせよ、「人々が自然な情動に従って生きる」こと。
自然な、より良くなればなあ、という気持ちに答えること。
例えば地球や社会に対して良いことをしたいという個人が、気軽に参加できて、楽しめて、思いを伝えられる場をつくること。

そういう事をやっていきたいと思っています。

  • 口だけではなく、哲学だけではなく、実装を大切に

実際に最近では
全国から集った「志民」が地域を良くしようとする
「ローカルサミット」という、3日間に渡る「サミット」を
お手伝いさせて頂きました。

第三回になるローカルサミットは、小田原で開催され、

田原市長・加藤憲一さんから、
マザーハウス副社長の山崎大祐さん、
ユナイテッドピープルの関根健次さんに
元三菱電機アメリカ会長の木内孝さん
元サンヨー会長の野中ともよさんなど、
11の分科会で80名を越す、登壇者の方々、300名を超える参加者の方々で
大盛況に終わりました。

また、企業との協働では、
日本の未来を考えた素晴らしい製品の数々を創って居り、それを日本の若者にもっと届けたい!という大企業様と、どのように心と心を繋ぐマーケティングが可能なのか、プロジェクトが走っています。


冷静に自分たちを眺めると「ヘンな会社」なので、
また、時間を見つけて、面白い記事を書いていきたいと思います。

ペンキを塗ったら壁が■■■■話とか、
オフィスに■■器が導入された話とか、
弊社iPadの上に、チオ■■ドリンクが山積みされていた話とか。

どうかよろしく、お願いいたします!