「女の顔を変える化粧のセオリー」(anan09.02.25号)//180575

を読んだ。


「ananはターゲットの20代女性をどのような女性として捉えているか」という問いに対するananの分析は以下。

ターゲットの女性は
・「変身願望」を持つが、
・あくまでも「頑張りすぎない」「自然に」というのを重視しており、
・「信じやすい」が
・「中々行動に移せない」
といった想定をしているように見えた。


また、そういう読者が大事にしているのは
「自分らしく⇔受け入れられる」軸×「特別な時⇔いつでも」軸

また、彼女らを説得するために使われているのは以下の4つ。
・事実or常識を言い切る+アドバイス
xx色は〜の為の色。だから〜〜


・「AだけどB」「AなのにB」メソッド
忙しくってもキレイ
お手頃価格なのに、有名パティシエ!


・抽象度の高いキャッチフレーズ("印象"的)
美女度アップ
ファンデーションの奥儀、教えます。


・みんなの声・プロ(デザイン・クリエーター・ヘアメイク・芸能系)の声
「・・・が最高でした!(20歳 フリーター)」
「・・・なんです。(スタイリスト・xxxxさん)」


こんなところかなー!



いきなりananを読み始めた顛末は以下:
「読書祭」なるイベントを友人(http://entrepreneur1986.seesaa.net/ )が企画。
さっそくビール片手に乗り込む。

参加者は3名。
60分で読み、まとめ、図表化し、
5分で発表をする。

で、僕がビールを買ったナチュラルローソンで手に取った本が
ananの「女の顔を変える 化粧のセオリー」だったというわけ。


読むにあたって、立てた問いが、
ざっと見た感じでは、商品の紹介が多かったり、広告が入っているものが多かったりしたので、
「(ターゲットの)女性を購買に向かわせるための、ananの手法を知る」
という問題設定を行なった。

読み進めていくうちに、およそそれは変遷し、
「ananはターゲットの20代女性をどのような人として捉えているか」という切り口で問いを立てた。

およそこれは、リサーチに近い。
ananという雑誌が、相当な対価を支払い行ったであろうリサーチのエッセンスが
390円と、60分の頭脳労働で得られれば、
それは相当な貴重な情報がローコストで得られる事になる。