仕事は楽しいかね?/165908

仕事は楽しいかね? という本がある。

http://book.akahoshitakuya.com/u/2037
仕事は楽しいかね?
仕事は楽しいかね?
この2冊を一気呵成、読んでしまった。

著者HPはこちら http://dauten.com/

以下、「仕事は楽しいかね?」まとめ

ストーリー仕立てで、「仕事」を上手くやる哲学について語られる。
既存のいわゆる「成功法則」「自己啓発」は、皆がやっているから、誰も成功できないと切り捨て、
彼が語るのは―。

・人生は、くだらない事がいくつも続くのではなく、一つのくだらない事が何度も繰り返される。
・試してみる事には、失敗はない。
・明日は今日と違う自分になれ。それはつまり、新しい事を試すことだ。
・遊び感覚でいろいろやってみよう。そして、成り行きを見守れ。
・頭が悪かったり、勤勉で無かったりすれば、10回のうち10回とも失敗する。適切な事をやれば、失敗は10回中9回で済む。
・Serendipity! まぐれ当たりに相応しい人間になれ。眼にできるありとあらゆるところに、偶然は転がる。
・ただ単に目標を立てても意味がない。世界はきみの目標が達成されるまで、じっと待っていてくれたりはしないからだ。
・これでいいやって気持ちをもっと持つこと。まずこれだ、と決めてから、事実をしらべること。
・どんな事を考えてきたかはもういい。「今まで、何を試してきたのかね?」
・成功するというのは、右に倣えをしないっていうこと。
・模倣の代わりに、革新を心がけよう。昨日と違う自分になろうとしよう。そうすれば、失敗の可能性は10回中8回で済む。
・成功しない有能な人は、他人を凌駕する人材になろうとするが、それを他人と同じような人間になることで、達成しようとする。
・成功の宝くじでは、勝つチャンスは何百と手に入る。そのほとんどは、大損するようなものではない。
・他人を凌ぎたいと思うなら、最初に越えるべき難関は「並の人」を辞めること。
・「適切な時」も「完璧な機会」も存在しない。あるのは「この場で」と「ただちに」
・一か八かの賭けをしないなら、チャンスなど一度もない。
・「完璧」はダメになる第一段階。完璧よりもさらに素晴らしいを目指せ。
・人は、変化は嫌いだが、試してみる事は大好き。
・あらゆるものを変えよう。そして、さらにもう一度変えよう。
・成功の秘訣は、あるべき状態よりも良くあること。ただ良いだけじゃなく、眼を見張るようなものであること。
・「もっとポジティブになる、もっと努力する、目標を詳細に設定する」そんな事は誰でもやっている。そのアプローチでは、だれも勝てない。全員が負ける。
・もし、世界が信じられないような素晴らしいアイディアをくれたとして、君はそれに相応しいだろうか?
・我々は、失敗する事を怖がりすぎて、その素晴らしいアイディアに気づかない。
・あらゆることをしろ。素晴らしいアイディアがどこから降ってくるか分からないのだから。
・みんなが、きみが変えている事に気づくぐらい、何でも変えてみよう。好奇心を旺盛に。みんなの方からアイディアを持ってきてくれるようになるくらいに。
・3つのリストを作ろう。仕事上のミスをすべて書き出したリスト。問題点(仕事上のイライラや同僚の不平)を残らず書いたリスト。それから、仕事でやっている事をすべて書き出したリスト―仕事の項目と、行うアクションを一つ残らず書いたリストを。
・そして、リストを毎日眺めよう。毎日変化させよう。
・目標設定者でも、計画立案者でもなく、冒険者―行動する人であれ。
・新しいアイディアは、新しい場所に置かれた、古いアイディアのこと。
・「試すこと」に喜びを見出せ!!

仕事は楽しいかね?2 まとめ

"ほんもの"の部下になるには
"ほんもの"の上司になるには
"ほんもの"の部下と出会うには
"ほんもの"の上司と出会うには
この4つをテーマに、物語は展開されていく。

・"ほんもの"の部下―最高の人材 が欲しければ、最高の人が働くのにふさわしい最高の場所を用意しろ。「他社に負けない給料」「整った職場環境」なんて、「『並』の会社と同じです」という宣言にすぎない。
・"ほんもの"の上司と、"ほんもの"の部下の求めるものは同じ。すなわち、自由と、変化と、チャンスの3つ。
・"ほんもの"には自由な環境が必要。信頼があり、干渉が無い。そして、干渉の必要が無い。
・優れた上司は、常にお役所的な体制と闘っている。戦利品として、"ほんもの"の上司と部下が手を取り合い、才能を相互作用させられる。
・独創性を伸ばす方法、独創的な思考を促す方法を考え出そう。
・"ほんもの"の上司の元では、給料よりもっと大切なもの、すなわち、チャンスと変化が得られる。
・優れた上司は、規則ではなく高い基準を決める。
・違うものにして初めて、よりよいものにたどりつける。
・凡庸な上司は答えを教える。優れた上司は質問を投げかける。
・上司が問題を解決してくれるなら、誰だって上司に問題を解決してもらうだろう。責任逃れにもなる。
・「もっといい方法は無いか?」「これが君にできる最善のことか?」
・ビジネスの哲学は「手助け」という一言に凝縮されている。「あなたは患者に対して、どんな思いやり(手助け)を示す事ができますか?」
・「はい」の一言で済ませるより、ずっといい答えが必ずある。
・"ほんもの"の上司は、部下の才能を見抜き、才能が花開く援助をする。
・すぐれた上司は、権限を手放す。だれかの手にポンと委ねる。
・仕事選びの大切な基準は「今より幸せになれること」
・ずば抜けた人材は、ずば抜けた環境に惹きつけられる。
・有能な部下は、自分で仕事を探すより、誰かから探されることの方がずっと多い。
・一流の人材は職を持つのではなく、才能を持つ。
・優れた上司はただ部下を雇うのではなく、同志を手に入れる。
・"ほんもの"の部下は、それぞれが独自の才能を持った一匹狼。だれかをだれかの代わりにはできない。
・有能な上司は「うちに来て手伝ってくれ」ではなく「あなたが、欲しいものを手に入れるお手伝いをしよう」と口説く。
・従来のやり方では、給料を20%上乗せして引き抜いた。これからは、自由と興奮を100%づつ、上乗せしてみよう。
・解雇と採用を利用して、基準を設定できる。自分の目指すものを、部下に伝える事ができる。
・優れた上司と部下の同盟は才能の結びつき。その絆の多くは生涯、切れる事が無い。
・優れた上司を選べば、確実に才能を伸ばしていける。そして、生涯の上司が得られる。
・賢い社員は、あらゆる機会を利用して、"ほんもの"だと思える上司が見ているかもしれない所で、自分の才能をアピールする。
・仕事は楽しくなくてはだめだ。職場から笑い声が聞こえてこないなら、きみのやり方は間違っている。