好きなことなんて見つかる訳がない、行動しない人に。/148911

大学3年生の4月となって周りを見渡せば、こんな言葉で世は溢れている。

《適職》
《一人ひとりにとってのいい就職》
《好きから探す!》
《夢のある生き方》
《本当にやりたいこと》
《自分に合った》
云々。

 いやいやもちろん、「本当に好きなこと」をやるのは大切で、とても力が湧くと思う。それを既に見つけていて、夢中になれて、没頭できる人には。

 だけど! 今見つかって居ないなら、「夢探し」なんて始めちゃダメだ! 自分が《本当に》何に向いているかなんて、うーん、と唸ったって出てくるわけがない。

 チャレンジした事のない、やった事のない、体験したことのない未来に、「自分探し」の「思索」なんてしちゃダメだ!考え込んではいけない!

 だって、向いているかどうかなんて、好きになれるかどうかなんて、興味を持てるかどうかなんて、実際に詳しく話を聞いたり、やってみたり、そう、行動しなくちゃ分からないんだから。

 幸せな決断のために必要なのは、未来を漠とみて、自分探しの旅に出ることではなくて、
・過去を振り返り、好きや得意、強みを整理する「自省」
・仕事をしてみる、インターンに行く、話を聞く、目の前の事に全力で打ち込むといった「行動」

だと思う。そう、好きな事を「探す」というのは、考え込んだり、先延ばしにしたりすることではなく、偏に行動する事なのだ。「私の好きなことはなんだろう」とただ問い続けても、一生,こたえはでない! 行動するのにやる気は要らない。行動するのは、未知を明らかにするためだから、やったことが無い、というのは言い訳にならない。

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 僕が得意で、僕が向いていて、僕が楽しいと思うのは、文章を書く事だ。何かをインプットして、構造化することだ。人から学んだ何かを、別の人にわかりやすく伝えることだ。抽象的な理念やビジョンを、具体的な行動に具体化し遂行する実務だ。

 学部卒業までに、100人の(別に何人でもいい)専門家に会いたい。話を聞きたい。科学と「ヒント」の「構造化マップ」を作ってみたい。

以下は何を聞くべきかを考え中の試行錯誤状態。