- 東大の授業で作ったおもちゃ/111556

授業で、こんなおもちゃを作った。

ドライヤーで風を当てると、ななめ「前」から風を当てているのに、「前」に進む。
飛行機はこれの応用で浮き、F1カーならダウンフォース(下向きの道路に吸い付く力)を得る。

工学部なのに実際にモノを作らないのはおかしい、という観点から、
「実際にものを作る事」を毎回2時間程度の制限時間の中で作っていく、面白い授業です。
1回目は形と立体。「転がる多面体」。
2回目は形と安定。「テンセグリティ」
3回目は形と折り畳み。で「カード」
4回目は形を視る。で「ブール演算」
5回目は形と流体。この、「船」
6回目は形と回転運動。で「コマ」

机上で習うのと、実際に動くものを設計するのは全く違うという事を、分からせてくれる授業です。
飛行機だって、ヨットだって、このミニ四駆+帆の玩具だって、見ていたり、知っていたりすると「動くのはあたりまえ」なんですが、
実際に動くものを作るのが、どれほど力が要るのか。難しいのか。そういう事が実感できる。
元、慶応SFCで教えていた、二瓶さんの授業です。

時間内に終わらない人も多く、非常に大変な授業ですが、これだけ難易度の高い課題をこなせた時は、やはり嬉しいものです。

次回、第7回目は半期の授業となるため最終講義なのですが、一体どうなる事やら。
去年は最終課題が時間内に完成したのは1人だったとか。

ベルヌーイ浮揚が実際に動くところをニコニコ動画にアップしてみました。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm350060