図解と文章と、それから言葉/94160

 例えば前回の日記を見ても分かるように、時に図解は非常に強力な説明のツールだ。

 もし前回の日記のような「図」を全て文章で説明しようと思えば、結構大変で、しかも分かりにくい説明になるのではないだろうか。

 だが、図というのはどこまでも具体的だ。そして、動きを表現しづらく、さらに描画するのに時間が掛かる。

 こんな時、ふと「講義」の有り難味を感じたりする。言葉と身振りで、そして図で、文章に纏めにくい事や、図だけでは表現しにくい事を伝授する。

 図解は、関連性を明確にする。
 文章は、論理を伝達しうる。
 言葉は、情緒を運ぶ。

 図解と文章と、それから言葉。どういったジャンルの物事を教えるのに、また、教わるのに、どれが向いている、とか、そういう事はあるのだろうか。

 また、普通図解などしないのが常識でも、図解する事で飛躍的に分かりやすく成る事もあるのだろうか。

 何を、どのように、どのくらい伝えるか。少しそういうことを意識しつつ、日々をすごしてみたい。