世界は法則によって秩序と無秩序を保つが、社会は契約でなりたっている。

 先ほど、新居の契約に行って、そう思った。

いままで何気なく生きてきたが、こういう網が、いろいろなところにあったんだなぁ、と驚嘆するばかり。
私の権利とあなたの権利。特例の網がけ。

以前、こういった「緊張感」を味わったのは、2年前、入学金の振込みに、大井町の銀行に、3時になる数十分前について、3時と同時に「閉店!」の号令一下シャッターが締まり、時間というルールの切実さをまのあたりにして以来だろうか。

たまには、人のつくったルールに身をおくのも、よい経験だ。