今日新聞で読んだのですが、『「ドラゴン桜」効果?東大受験者2割増?』だそうです(笑) ドラゴン桜って面白いんでしょうか。一度読んでみたいのですが…。

 その記事中では、ドラゴン桜は受験テクニックを紹介する漫画、とありました。『受験テクニック』を批判する言説はよく見かけますが、個人的には"What you learnt" "What you know"よりも"How to learn"を知っているかどうかの方が、この加速的に進歩してゆく社会で重要だと思っています。それは要するに学習テクニックの事なのかもしれません。

 学習テクニックというか、How to learn - いかにして学ぶか の一例としましては、例えば『全体→部分』の学習:つまり、身に着けたい内容の技術の本を1ページ目から読んでいくのではなく、目次や表紙に目を通す→本の中にざっと目を通し大体の主張やキーワードを拾う(ここで読む価値があるかどうかを判断する。無さそうであれば別の本を選ぶ)→読んでいく。そのスピードは自分の知らない知識や技術のある箇所はゆっくりと、知っている部分や確認程度でよい箇所は速く(本当に斜め読み程度でよい)のように、臨機応変に変える。―といった事が挙げられます。

 「いかにして『必要な知識を得る』」かを知っているか、という事、それが重要なのではないでしょうか。アインシュタインがあるとき、音速について尋ねられたときこう答えたそうです。「そんなことは私は知らない。私は、百科事典を調べれば簡単にわかるようなことで自分の記憶をいっぱいにしたくはないから」

 自分がほしい技術や知識を、好きな時に身につけ見つける技術、こういった能力を伸ばす事は、非常に有用なのではないでしょうか。