僕を好きになってくれる人(恋愛の話ではない)

 中高時代(男子校)を思い返してみれば、僕に好意を寄せてくれる人は大雑把に3種に分けられた。1.自身の才能や限りない努力によって自信を持ち、結果他人の能力を評価する器量や慈悲を獲得した人間。2.自ら強烈なまでに個性的で他の追随を許さない変人。3.よく物事を考えている大人びた人間。だいたいこの三種である。いや、この3種の混ざり合った人だ、と言うべきだろうか。

 例えば、職員室では英語のA氏や、漢文のI氏、数学のK氏、古文のS宮氏には恐らく相当嫌われていたと思うが、物理のK先生(2)、古文の老師S先生(1)、政経のK先生(1)、数学のG先生(1)・SK先生(1 and 2)、化学でかつ担任だったI先生(2)には好かれていた方だと思う。 特に物理のK先生には高校を卒業してからもお世話になった。担任のI先生はこの間、調査書をお願いしたら同級生なら分かってくれるであろうあのあまり美しいとはお世辞にも言えぬ字で、手紙を書いて送ってきてくれた。古文のS老師も色々な面でお世話になった。

 友人に関しても同様だ。高校時代の近しい友達なんて、多くが変人だし、さもなくば、駿台時代にも何度か会って新宿や渋谷で美味しいものを食べた*1りした、我が高校きっての秀才のあいつだ。

*1:幸せの基礎は食にあると思っているので、僕は一人でも結構高めのお店に入る方。