id:fer-mat氏のこの記事 http://d.hatena.ne.jp/fer-mat/20050417/p5 だが、『以上の大綱が分かりさえすれば、力学の理解は十分である。』冗談にしては性質が悪すぎるというか、力学について何ら理解していない事が看破される。フェルマ氏の言う、「ひねくれた入試問題」というのは物理で言うならば畢竟、「法則の限界範囲に対する知見」を見ているのである。 この事象では、運動量保存則を使えばいいのか?それとも、エネルギー保存則がよいか。あるいは図を書いて処理するか、そういう「なんとなく」の丸暗記で通過しえないようにするのが入試問題である。(まあ、センター試験の問題はクズだと思いますがー。)

 同じく、この記事 http://d.hatena.ne.jp/fer-mat/20050417/p7 であるが、過去ログによると、彼は恋愛の苦しみなるものを味わったことがないという。 それでは、楽しいということに対する恐怖、換言するならば(過去の)「幸せ」というものの恐怖は、きっと知らないのであろう。 楽しいとか、幸せだとかいうものは、本当はとてもとても怖いものなのだ。 本当に幸せだった日々の喪失というものは、しばらく何かに本気で取り組むという情動すら潰えんばかりの反動を伴って顕現する。 そして、ただ、忙しさか代わりのモノを求めるだけの日々を過ごすようになる。 そういった恐ろしさを知らないのは、確かに、ある意味、彼は幸福な人間であると言えるのかもしれない。人間の幸福についての理解はおぼつかないのかもしれないけれども。

 ついでにダメ出ししておくと、この記事 http://d.hatena.ne.jp/fer-mat/20050415/p2 だが、この程度の実験は高校生でもできる。 というか、この記事をみて僕は懐かしい思いをしたものだ。 高2の頃、2002年の11月、僕が豆電球を使ってやった実験そのものだ。こちらにその当時のレポートがある。 http://mod.mods.jp/report/repo01_et.html これである。